学校などで勉強する生物の授業では、生物の解毒は肝臓や腎臓で行うと習うと思います。
一般常識では上記の認識でも構いません。
しかし、実際の解毒機能を考える上ではもっと深い認識が必要となります。
生物は、肝臓や腎臓など解毒処理を主に担う機能として存在している器官から、皆様が解毒器官と全く認識していないものが解毒しているなんて事もあります。
これらの隠れた解毒の器官や処理などについても掘り下げてご紹介致します。
例えば、人の体毛は進化の過程でなぜ残ったか考えられた事はありますか?
頭髪は、触覚器官でもあり頭部に何かぶつかる前に察知し危険回避したり、直射日光の熱や有害光線(紫外線など)から頭部を守ったりする役目も持っています。
そして体毛は、体内の毒素を体外に排出する役目も果たしています。
最近、毛髪を検査機関に送って、体内の有害金属などの蓄積検査を行う検査機関が多くなりました。この検査は、毛髪が体内の有害物質を体外に排出する役割に着目して、体内の有害物質量を測定しているのです。
毛髪の有害金属検査の実例を挙げさせて頂きましたが、実例があると体毛も解毒を行っていると分かりやすいですよね?
汗には、大量の有害物質が含まれています。
例えば、ニッケル。
ニッケルは、血液中の20倍の濃度に濃縮されて汗として排出されています。
汗は、血液から出来ています。何故、血液から出来ている汗が20倍ものニッケルを含んでいるのでしょうか?常識で考えれば、血液から出来ている汗は、血液中のニッケル濃度と同じになる筈ですよね?
その答えは、汗かくと言う現象を利用して解毒をしているからです。
無論、汗からは他にも有害物質も排出されています。
他にも、人間が解毒(排毒)行為を行う器官や現象は挙げればきりがありません。
例えば、アトピー性皮膚炎は病気との認識をされている方が殆どだと思います。
しかし実態は、アトピー性皮膚炎は体が重篤な症状に陥らないように修正をかけている生理現象だとご存知ですか?
アトピー性皮膚炎は、アレルゲンとして認識されたものが吸収されると皮膚が炎症を起こす症状です。炎症は、皮膚がボロボロのグチュグチュになったりヒビ割れもしたりします。
では、なぜ皮膚がこの様な炎症を起こすのか考えられた事は御座いますか?
結論を言うと、この炎症部分からアレルゲンを排出する為にグチュグチュにしているのです。
病気と言われている症状は、実際にはバランスが崩れてしまった状態を修正しようとしている機能が多いように感じます。
そんな事ないだろ?と思われる方もおられるかも知れませんが、「風邪で発熱するのは体内で増殖したウイルスを熱で殺すため。」「食中毒で下痢や嘔吐をするのは、体内で食中毒細菌が繁殖しないように体外に排出するため。」です。意外と当たり前の生体維持機能なのです。
解毒(排毒)行為
蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、下痢、生理など
解毒(排毒)器官
皮脂腺、爪、乳腺、肺、皮膚など
解毒処理は、肝臓や腎臓だけで行われているのではありません。
肝臓や腎臓は主な機能として解毒を担当していますが、肝臓や腎臓だけでは生体は維持できません。
他にも汗や鼻水、目やに、体毛、経血、オリモノなど、あらゆる物からも不要な物質を体外に排出しています。
そして病気と思われている症状も、崩れてしまった生体バランスを修正しようとしている生命維持機能が多い様に思います。
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